47冊目は、マッタリ系です。長新太作・絵の「ちへいせんのみえるところ」です。CBSソニーブックから1983年に発行されています。
長さんは、私の大好きな作家さんの一人でここでも色々紹介させていただいてますが、この絵本は、現在の極彩色(赤やオレンジ、黄色などを多様されている)時代の前の過渡期に作られた絵本です。
右から開けても、左から開けても同じようなストーリが淡々と続きます。読むたびに、何かを考えさせられることもあれば、マッタリしたキブンにさせられることもある不思議な本です。絵本というより、ヴィジュアル本と言うべきか?こういう世界も、長さん一流のナンセンスなんでしょうね。
P.S. 50冊を記念して、”お宝絵本シリーズ”を考えています。長さんもとっておきのものがありますので、、、。