165冊目は流れでキンダーブックを紹介します。前述したように戦争中、キンダーブックは敵国の言葉(キンダーってドイツ語じゃあ?)ということで改題され、ミクニノコドモ として刊行されていました。
今回紹介するのは、昭和17年6月発行の観察絵本です。戦局は、まだ日本が勝ち続けていた頃です。
表紙絵は大輪のひまわり。
裏表紙はコドモたちの蝉とりの様子。中西義雄画とあります。
中の絵の一場面です。お盆をお迎えするちょうちんと迎え火を焚く様子が描かれています。川島はるよ画とあります。
内容は本当に戦争を感じないんですよね。日本が勝っている時は世の中はこんな雰囲気だったんでしょう。